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門柱の種類と選び方

家の第一印象に深く関わる「門柱」。玄関のシンボルでありながら、「表札、ポスト、インターホン、照明」など玄関まわりに欠かせない機能も担います。

一方、門柱には大きく分けて「機能門柱」と「造作門柱」があり、それぞれ特徴や費用感が異なるため「どちらを選べばいいの?」と迷う方も少なくありません。

そこで本稿では、両者のメリット・デメリットを整理してご紹介します。失敗しない門柱の選び方も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

門柱の主な種類:機能門柱と造作門柱の違い

門柱(もんちゅう)は、表札やポスト、インターホンなどをまとめて設置できる柱状または壁状の構造物です。現在、門柱は「機能門柱」と「造作門柱」のふたつに大別できます。

まずは「機能門柱」について見ていきましょう。

機能門柱(きのうもんちゅう)とは

機能門柱とは、玄関まわりに必要な複数の機能を一体化させた「既製品タイプの門柱」のことです。

ポストや表札、インターホン、照明などをひとつにまとめて設置できるため、省スペースでコンパクトに収まるのが特徴です。

▼機能門柱のメリット・魅力

機能門柱の魅力は、導入のしやすさにあります。既製品を使うため造作門柱に比べて価格を抑えられるほか、必要な機能が一か所に集まっているため限られたスペースでもすっきりと設置できます。

機能門柱は、後述の造作門柱のような複雑な設計を必要としません。メーカーが豊富なデザインを用意しているので、好みに合わせて選ぶだけで、簡単に家の外観にマッチさせることができます。

また現場での施工は組み立てが中心となるため、工期が短く、スピーディーに完成させられるのも大きな利点です。

▼機能門柱のデメリット・注意点

一方で機能門柱は、既製品であるがゆえに自由度が低い側面を持っています。オーダーメイドのように細部までこだわることは難しく、選択肢はあくまで既製品のバリエーションに限られます。

そのため、住宅の外壁や他のエクステリア・アイテムと質感や色味を完全にそろえられない場合があります。門柱だけが浮いて見えないよう、できるだけ調和を意識する必要があるでしょう。

以上の特徴から、機能門柱は玄関まわりのスペースに余裕がない場合や、工期やコストを抑えたい場合におすすめです。一方、完全オリジナルの門柱をつくりたい方には不向きと言えます。

造作門柱(ぞうさくもんちゅう)とは

造作門柱とは、オーダーメイド形式でつくる門柱のことを指します。コンクリートブロックなどで下地となる躯体を組み上げ、塗装やタイル、石材などで仕上げます。

費用や工期のハードルはあるものの、その分完成したときの満足度が非常に高い門柱です。

▼造作門柱のメリット・魅力

造作門柱の最大の魅力は、デザインの自由度が非常に高い点です。現場で一からつくり上げるため、形状やサイズ、仕上げ材を自由に決められ、世界にひとつだけの門柱を実現できます。

ポストやインターホンなどの機能部品も、特定のメーカーに縛られることなく、自由に組み合わせて埋め込めます。住宅やエクステリアとの統一感を演出しやすいところも、長所と言えるでしょう。

既製品の機能門柱では実現しづらい「重厚感」や「高級感」を生み出せる点も見逃せません。仕上げ材の中には、年月を経ることで素材の風合いが増し、エイジングを楽しめるものもあります。

▼造作門柱のデメリット・注意点

一方で、造作門柱はコストが高くなりやすい傾向があります。材料費に加えて職人の施工費がかかるため、既製品の機能門柱に比べて総費用が高額になりがちです。

現場での作業工程が多い上に、コンクリートやモルタルを固める養生期間も必要になります。そのため、機能門柱と比べると工期も長くなりやすいです。

また、自由度が高い分、業者との打ち合わせが複雑になりやすい点も注意が必要です。完成イメージをしっかり共有しておかないと「思っていたのと違う」と感じてしまうリスクがあります。

以上の特徴から、造作門柱は細部までこだわりたい方に向いています。一方、コストや工期、打ち合わせの手間を減らしたい方には不向きと言えるでしょう。

失敗しない門柱の選び方

門柱は一度設置すると簡単にやり直しができないため、選び方を間違えると大きな後悔につながります。

見た目のデザインや価格だけで判断するのではなく、暮らしに合った機能や使い勝手を考えることが大切です。

ここからは、門柱を選ぶ際に押さえておきたいポイントを、順を追って確認していきましょう。

step1:必要な機能の優先順位を決める

まず考えるべきなのは、「門柱にどんな機能が必要か」を整理することです。門柱に求める機能によって、選ぶべき門柱のタイプや費用、デザインの方向性が明確になります。

「表札、ポスト、インターホン、照明」は多くの家庭で必須となりますが、宅配ボックスや大容量ポストなどは家族構成や生活スタイルによって必要度が変わります。

家族のライフスタイルや将来の暮らしを思い描きながら「必要な機能」の優先順位を決めることが、後悔のない門柱選びにつながります。

step2:設置場所とサイズを検討する

必要な機能を決めたら、次は設置場所とサイズを考えましょう。門柱は一度据え付けると動かすのが難しいため、利便性や防犯性、動線に影響が出ないよう慎重な検討が必要です。

たとえば、ポストが玄関から遠すぎると不便です。車や自転車の出入りを妨げる位置では生活に支障が出ます。将来の植栽やカーポート設置を見越して余白を残しておくことも大切です。

また、インターホンのカメラがしっかり訪問者を映せるか、照明の明るさが十分かどうかも確認しておきましょう。設置場所とサイズをきちんと検討することで、使いやすさが大きく高まります。

step3:門柱のタイプとデザインの方向性を決める

次は、機能門柱にするか造作門柱にするかを決め、家やエクステリアに合ったデザインイメージを固めるステップです。

先述のとおり、造作門柱なら重厚感や高級感を演出でき、家のグレードを引き上げる効果が期待できます。一方、機能門柱はシンプルでモダンな印象を与え、玄関まわりをすっきりと見せられます。

家の外観や玄関アプローチ、庭の雰囲気と調和させることで、統一感のある美しい住宅が完成します。可能であれば、外構工事業者にパース(完成イメージ図)をつくってもらうと安心です。

step4:具体的に門柱を選び、見積もりを取る

最終ステップでは、検討してきた内容を具体的な商品と金額に落とし込みます。

▼具体的な商品選定

機能門柱の場合はカタログだけでなく、ショールーム等で実物を確認すると失敗リスクを減らせます。ネットのレビューも、使い勝手の参考になる場合があります。

造作門柱の場合は、業者から仕上げ材のサンプルを取り寄せ、太陽光の下で色味を確認すると安心です。できるだけ大きなサンプルで確認することで、完成後の違和感を減らせます。

▼正確な見積もりの取得

見積もりを取る際は、門柱本体の価格だけでなく、設置工事費や電気配線工事費などを含めた総額を確認しましょう。

3社程度に同じ要望を伝えて相見積もりを取り、提案内容や費用を比較すると、希望とのギャップや予算オーバーを防ぎやすくなります。

門柱は一度設置すると変更が難しいため、サンプルや見積もりを慎重に確認することが大切です。機能・デザイン・コストのすべてに納得できるものを選びましょう。

まとめ:後悔しない門柱選びは種類の理解から始まる

門柱は家の第一印象を左右し、表札やポスト、インターホンなど日常生活に欠かせない機能も担います。種類は大きく「機能門柱」と「造作門柱」に分かれ、それぞれに長所と短所があります。

機能門柱はコストや工期を抑え、省スペースで設置できる点が魅力です。一方、造作門柱は自由度が高く、重厚感や高級感、住宅全体との統一感を演出できます。

どちらを選ぶにしても、家族の暮らし方や設置場所との相性を考え、デザインや予算を具体的に検討することが大切です。理想の門柱を選べると、毎日の帰宅が楽しみになりますよ。


記事:ダット


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