
ビールの製造において、苦味や香りの元となる、ホップ。クラフトビールを愛してやまない私の元に、あるルートからホップの苗木がまわってきました。ベランダで、ツル性植物を育てる挑戦の記録です。無事に伸びてくれるだろうか・・・。
そもそもホップとは
アサ科の植物で、紀元前から薬用・香料として利用されており、9世紀頃からビールに使われ始めました。ホップの雌花の「毬花(まりはな)」という部分の中にある「ルブリン」という黄色い球体がビール造りに使用されます。苦みや香りづけだけでなく、防腐効果としても評価されています。
中世の時代、インドがイギリスの植民地だったころ、インドに滞在するイギリス人に送るために作られた「IPA(インディアンペールエール)」というビール。海上輸送中に痛まないよう、ホップを大量に使用し、劣化を防いだと言われています。今でも「IPA」は一般的なビールと比べると、ホップの香りや苦味が強く、アルコール度数も高めであるものが多いです。
ホップはビールの原料としてが一番有名ですが、ハーブティーや天ぷらなど、楽しみ方は様々です。
ホップの種類
世界に400種以上あると言われているホップ。原産地や用途、香りの系統など分類方法も様々ですが、ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。
●アロマ重視(香りに特徴のある)ホップ
| ホップ名 | 原産国 | 特徴的な香りや風味 |
| カスケード(Cascade) | アメリカ | 柑橘系、華やかな香り |
| センテニアル(Centennial) | アメリカ | フローラル、レモン、松 |
| シトラ(Citra) | アメリカ | トロピカルフルーツ、柑橘、ライム |
| モザイク(Mosaic) | アメリカ | ベリー、マンゴー、松、土っぽさ |
| ザーツ(Saaz) | チェコ | スパイシー、草っぽい、繊細なフローラル香 |
●ビター重視(苦味をつける)ホップ
| ホップ名 | 原産国 | 特徴的な香りや風味 |
| マグナム(Magnum) | ドイツ | クリーンで強い苦味 |
| チヌーク(Chinook) | アメリカ | 松、グレープフルーツ、スパイス |
| ターゲット(Target) | イギリス | 強い苦味、少しスパイシー |
●デュアルパーパス(アロマと苦味の両方に使える)
| ホップ名 | 原産国 | 特徴的な香りや風味 |
| ギャラクシー (Galaxy) | オーストラリア | パッションフルーツ、柑橘、非常にアロマティック |
| ネルソンソーヴィン (Nelson Sauvin) | ニュージーランド | 白ワイン(ソーヴィニヨン・ブラン)のような香り |
| アマリロ (Amarillo) | アメリカ | オレンジ、フローラル、スパイス |
今回育てるのは、「チヌーク」。土壌は水はけのよいものを好み、病害虫には比較的強い、といわれている品種です。
一ヵ月の成長記録






白い斑点は一体・・・
4週目頃に葉に見受けられた、白い斑点。うどんこ病という、カビの一種かもしれない!と、焦ったのですが、その後、伸びていく葉に白い斑点は見られず。おそらく、病気や害虫ではなさそう。すごく気になりますが、引き続き、成長を見守りたいと思います。
記事:walk
