庭でできること

サボテンなら暑さに負けにくい!初心者のための育て方のコツ

サボテンは暑さに強く、猛暑日が多くなった日本の夏でも比較的元気な姿を見せてくれます。暑すぎて屋外の植物が枯れてしまったという人は、サボテンを選んでみてはいかがでしょうか。そこで今回は、暑さに強いサボテンの特徴や植え付け方法、上手に管理するコツを紹介します。真夏も植物で庭やベランダをにぎやかにしたい人はぜひ参考にしてください。

近年の猛暑はお外の植物にも過酷

近年の日本の夏は猛暑日が多くなり、人間だけでなくお外で管理している植物にとっても過酷な環境となっています。今までは夏でも元気だった植物が、ここ数年の猛暑で枯れてしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか。そんな暑さ厳しい日本の夏でも、庭やベランダを緑で彩りたいですよね。 そのためには、暑さに強い植物を選ぶのがおすすめ。中でもサボテンは暑さや乾燥に強くて管理も簡単なので、初心者でも夏に育てやすい植物です。品種が多くて形もさまざまなサボテンは見ているだけでも癒されますよ。ぜひこの機会に、猛暑でも元気なサボテンをチェックしてみてください。

暑さに強いサボテンなら夏も元気な姿を見せてくれる

園芸店や雑貨屋、100円ショップなどさまざまなお店で気軽に入手できるサボテン。よく見かける手のひらサイズのかわいいものなら、観葉植物として室内で育てている人もいるかもしれませんね。

そんなサボテンですが、庭やベランダなどの屋外での管理にもおすすめの植物です。サボテンの特徴を知ってうまく管理すれば、暑さが厳しい夏も元気な姿を見せてくれますよ。

サボテンの特徴を知ろう

サボテンは、メキシコをはじめとした中南米を原産地とする植物です。砂漠や標高の高い場所に自生していて、このような土地は強い日差しや乾燥、寒暖差が大きいなどの特徴があります。そのため、サボテンは茎や根に水と栄養を蓄えられる構造をしていて、過酷な環境に耐えられるのが特徴です。

多肉植物も同様の特徴があるため、サボテンは多肉植物の一部に分類されていますが、大きな違いがトゲです。サボテンのトゲは「刺座(しざ)」や「アレオーレ」と呼ばれ、これがあるものをサボテン科として区別しています。

サボテンが暑さに強い理由

サボテンの原産地である中南米の砂漠や高地は、昼夜の寒暖差が激しいです。時には日中に40℃まで上がり、夜間には5℃まで下がることもあるのだそう。そんな厳しい環境にも耐えられるように、サボテンはとても丈夫なつくりをしています。 また、サボテンならではの特徴であるトゲは、砂漠の強い日差しを和らげる効果もあるとされています。トゲによってサボテンの表面に日陰ができるため、日差しが当たって温度が上がるのを防ぐ効果があるのだそうです。このようにサボテンは、原産地の過酷な環境に耐えられるよう暑さに強い性質を持っているため、猛暑日が多い日本の夏でも管理しやすい植物といえます。

【サボテンの育て方1】植え付け方法

サボテンを元気に育てるためには、正しく植え付けておくことが大切です。そのために必要な道具や手順を紹介していきます。「これからサボテンを育ててみようかな」とお考えの人はぜひ参考にしてくださいね。

必要な道具を準備しよう

サボテンを植え付けるために必要な道具は園芸店のほか、100円ショップなどでも気軽に揃えられます。ガーデニング初心者の人は、手頃な価格のもので用意してみるのもいいでしょう。

【道具】

  • サボテンの苗
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • トング
  • 割り箸
  • スコップ
  • 手袋

植え付けの手順を紹介

サボテンの苗を購入したら早めに植え付けを行いましょう。そのやり方を紹介していきます。

【1】苗を取り出して土を少し崩す

サボテンの苗を購入するときは、色が濃くて表面にハリがる元気な株を選びましょう。そして、植え付けは土が乾いた状態で行います。ビニールポットから苗を取り出し、土を少し崩して根の状態を確認。黒くて傷んだ根や古い根があったら取り除きます。

【2】鉢底ネットと鉢底石を入れる

鉢はサボテンの苗より一回り大きいサイズがおすすめです。鉢底にある排水穴から土が漏れ出ないように鉢底ネットを切って敷き、その上に鉢底石を入れます。鉢が深さのあるものなら、鉢底石を多めに入れると土の容量が減って根腐れ防止に役立ちます。

【3】土を少し入れたら苗を置く

鉢底石の上に土を少し入れ、苗を置いて位置を確認します。土は水はけのいいものを選びましょう。サボテンや多肉植物専用の土なら水はけがいいように配合されているので便利です。また、苗を持つときはトゲが刺さらないようにトングを使うのがおすすめ。手袋もはめてケガのないように作業してくださいね。

【4】土を入れて割り箸で空洞を埋める

サボテンの周りに残りの土を入れていきましょう。鉢の上部から1~2cm低い位置が土の表面となるように調整します。土を入れたら割り箸でやさしくつつき、土の中にある空洞を埋めていきましょう。つついたあとに土が減った場合はその分追加します。

【5】植え付け後は水やりを控え、半日陰で管理

植え付け作業が終わったらしばらくは半日陰で管理します。そして、水やりはしないように注意してください。植え付け直後のサボテンは根がダメージを受けていて、上手に水を吸えない状態です。

そのため、すぐに水を与えると根腐れを起こしてしまう可能性があります。根の断面がしっかり乾き、土に馴染んだ頃に水やりを始めましょう。目安は1~2週間ほどです。

【サボテンの育て方2】暑さを乗り切る管理のコツ

サボテンは暑さに強い植物ですが、管理の仕方に気を付けることで猛暑も上手に乗り切ることができます。そのテクニックについて紹介しましょう。

日当たりと風通しに気を付ける

サボテンは日当たりのいい場所を好みます。しかし真夏の直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので、この時期だけは半日陰に移動させましょう。ベランダや庭に日陰を作りたいなら、ちょっとした棚を取り入れるのもおすすめです。春・秋・冬は最上段に置いて日光を当て、夏は中段や下段に移動させて日陰を作ることで葉焼けを防ぐことができます。

また、サボテンは湿気が苦手なので、風通しのいい場所に置きましょう。雨水が当たらないようにすることも大切なので、屋根のある場所で管理します。 サボテンは暑さには強いですが、真冬の寒さには耐えられない場合があります。特に寒さが厳しい地域では注意してください。外気温が5℃を下回るようなときは室内に入れて管理するのが安心です。

季節ごとに異なる水やりの方法をチェック

サボテンを含めた多くの植物には生育期と休眠期があります。そのため、季節ごとにあわせて水の与え方を変えるようにしましょう。

また、いずれの季節でも水やりするときは鉢底から溢れるくらいたっぷり与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てることも上手に育てるコツです。

夏はサボテンの休眠期となり、生育がストップする時期なので、たくさんの水はいりません。土が乾いて2~3日経ってから水を与えましょう。また、与える時間帯にも注意が必要です。午前~昼過ぎまでは気温が高いので、この時間帯に水やりすると土の中が蒸れて根腐れしやすくなります。夕方以降の気温が下がってきた時間帯に水やりしましょう。

春と秋はサボテンの生育期のため水やり頻度をアップ。土が乾いたタイミングで水を与えましょう。午前中に水やりすることで、しっかり水分を吸収します。サボテンのサイズが大きくなるのもこの時期です。 そして冬もサボテンの休眠期に当たります。土が乾きにくいためほとんど水やりする必要がありません。月に1回くらいの頻度でも十分。冬の水やりは昼間のあたたかい時間帯に行いましょう。

サボテンで暑い夏でもガーデニングを楽しもう

近年の厳しい暑さで、屋外で育てている植物たちが枯れてしまうことも増えてきました。そんな真夏でも庭やベランダに緑を取り入れたいという人は、サボテンを選んでみてはいかがでしょうか。

どこでも気軽に購入でき、管理方法も難しくないためガーデニング初心者の人にも向いています。上手に育てればどんどん大きくなっていき、愛着もわくはずです。ぜひこの機会にサボテンの栽培にチャレンジしてみてくださいね。


記事: ハナ


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