
庭キャンプの一番の魅力は「いつもの庭が違って見えること」。
昼と夜、そして季節の移ろいによって、同じ庭がまるで別の表情を見せてくれます。移動も準備も最小限。思い立ったらすぐに始められるからこそ、続けるうちに暮らしに馴染んでいく楽しみ方です。
昼の庭キャンプで自然を満喫する

昼間は開放感を最大限に堪能し、日差しや自然の空気を感じられる時間です。青空の下では、心身がリフレッシュしやすく子どもから大人まで活動的に楽しめます。また、明るい時間は写真も映え、思い出作りに最適です。昼間は、バーベキューやピクニック気分のランチを楽しんだり、日陰でお昼寝をするのがおすすめです。
我が家では、そうめんや冷やし中華が定番で、子供達がとても喜びます。竹で流しそうめんをした際は大盛り上がりで、頑張ったかいがあったと達成感に満たされました。明るい時間帯ならではの開放感をいかし、アクティブにも、くつろぎの時間にもなることが昼の庭キャンプです。

夜の庭キャンプでちょっと大人な時間を味わう
夜は時の流れをのんびり感じ、簡単に特別感を味わえる時間です。暗くなると昼間とは全く違う雰囲気に包まれ、星空や虫の声、ランタンのあかりがいつもとは違う庭の雰囲気を作ってくれます。自宅の庭でも、小旅行に出かけた気分を味わえますね。
夕食は、たき火を囲んで食べるだけでも特別なイベントです。星空を観察し、キャンドルのあかりで語り合えばロマンチックな時間を過ごせます。お酒好きの私は、お気に入りの日本酒を夜空の下に並べて、優越感にひたるひと時が庭キャンプでの最高の瞬間と感じます。夜ならではの静けさと明かりの演出で、庭キャンプは自宅でも最高のアウトドア体験になるでしょう。
季節ごとに違う楽しみ方

庭キャンプの魅力は、同じ場所でも季節によってまったく違う表情を見せてくれること。
春夏秋冬の気候や景色、旬の食材を取り入れるだけで、庭は一年中楽しめる“マイキャンプ場”になります。
たとえば――
- 春:やわらかな日差しと新緑の下でコーヒータイム。お弁当やサンドイッチを広げれば、庭がそのままお花見スポットに。
- 夏:水遊びや流しそうめんで子どもは大はしゃぎ。夜は冷たいドリンク片手に花火を楽しめば、夏祭り気分に。
- 秋:食材が一番おいしい季節。たき火や七輪焼きをしたら、香ばしい匂いが庭いっぱいに広がります。
- 冬:寒さを逆手にとって、鍋やホットの飲み物であったまるのも贅沢。空気が澄む冬は星空観察にもぴったりです。
季節に合わせた小さな工夫を加えるだけで、同じ庭でも“まったく別の場所”に感じられるはず。
庭キャンプは、一度きりのイベントではなく「一年を通して楽しめる習慣」として暮らしに馴染んでいくはずです。
私のはじめての庭キャンプ
最初の庭キャンプは、思っていたよりバタバタでした。
「庭なら気軽にできるだろう」と油断していたら、準備や片付けで予想以上に時間を取られたり、寒さに震えたり…。
でも、その体験から気づいた“ちょっとした工夫”が、次回からの庭キャンプをぐっと快適にしてくれました。
天気と時間の読みがすべて
ある夏の日。お昼から庭にテントを張ったのですが、直射日光が強すぎて数分で汗だくに。
結局、夕方になるまでほとんど外に出られませんでした。
逆に冬の夜は「大丈夫だろう」と軽く見ていたら、思った以上に冷え込み、早々に撤退する羽目に。
学んだのは、「庭だからこそ時間帯を選べる」ということ。
夏は夕方から、冬は日が落ちる前に準備をして、ブランケットや湯たんぽを手元に置いておく。
天気と時間を味方にすれば、庭キャンプはぐっと快適になります。
道具は少なめで始めるのが正解
最初にやったときは、張り切って道具をいろいろ出しすぎました。
テントにテーブル、ランタンにクッカー。結果、設営に時間がかかりすぎて、楽しむ前に疲れてしまったんです。
2回目からは思い切って減らしました。
折りたたみチェアと小さなテーブル、あかりはポーチライトを使用しました。料理は家のキッチンでつくって外で食べるだけ。
それだけで十分“外で食べる特別感”があって、片付けもラク。
「これが欲しい」と思ったら少しずつ足していく。庭キャンプは、そのゆるさがちょうどいいんだと思います。
家の便利さを遠慮なく使う
最初は「キャンプなんだから」と、無理にキャンプ場っぽさを再現しようとしていました。
でも、庭キャンプの良さは、すぐそばにキッチンやトイレ、お風呂があること。
料理の仕込みは家のキッチンでやって、庭では仕上げだけ。
冷たい飲み物は冷蔵庫から出したてをそのまま持ってきて、子どもが眠くなったらすぐ布団へ。
“家の便利さを活かすこと”が、庭キャンプを長く楽しむコツだと分かりました。
広がるライフスタイル

庭キャンプは、ただ外で過ごすだけではありません。家族や仲間との絆を深める時間になり、防災訓練としても役立つ、新しい暮らし方のひとつです。
誕生日のお祝いを庭でキャンプ気分にしてみたり、「今日は防災訓練だよ」と言いながら火起こしや調理にチャレンジしてみたり。遊びと実用を両立できるのも、庭キャンプならではの楽しみです。
実際に、わが家の子どもたちも庭キャンプで火起こしを何度も練習しました。学校行事のバーベキューで、慌てることなくスムーズに火をつけて、ちょっとしたヒーローになったことも。
こんなふうに小さな経験が自信につながるのも、庭キャンプの魅力です。

季節や天候の変化を肌で感じながら庭で過ごす時間は、屋内では得られない充実感をもたらしてくれます。
そして、それは楽しいだけでなく、防災にもつながる暮らしの知恵にもなっていきます。
庭キャンプは、楽しみながら防災意識を高められる、これからの暮らしにぴったりのスタイルになるかもしれません。
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