庭でできること

一年草と多年草とは?花を寄せ植えするなら知っておきたい違いや特徴を紹介

庭やベランダで花を育てるなら、一年草と多年草の違いについて知っておくと便利です。特に植木鉢などで寄せ植えを作りたい場合は、一年草と多年草どちらの品種にするかによって管理の仕方が変わってきます。そこで今回は、ガーデニングするなら知っておきたい一年草と多年草の違いやメリットについて紹介します。

庭やベランダで寄せ植えするなら植物の特徴を知ることが大切

ベランダの寄せ植え

庭やベランダを華やかに見せるには、色とりどりの花を植えるのがおすすめ。中でも、1つの植木鉢や花壇の中にいくつかの品種を混ぜて植える「寄せ植え」は、ボリュームが出て見た目も鮮やかになり、庭やベランダをおしゃれに見せられます。

数種類の草花を寄せ植えする際には、どんな植物を組み合わせるのかが大切なポイント。植物の特徴はそれぞれで異なるので、できるだけ似た特徴を持つ種類で寄せ植えすると、初心者でも育てやすくなります。

中でも把握しておきたいのが、「一年草」と「多年草」です。これらの違いや特徴を知ってから植物の品種を選ぶことで、管理の仕方や植え替えタイミングなどがわかりやすくなり、うっかり枯らしてしまうリスクが減ります。寄せ植えを成功させるためにも、ぜひこの機会に一年草と多年草の特徴を知っておきましょう。

【一年草とは】1年で枯れる初心者にもおすすめの花

一年草は、園芸店の苗コーナーなどで見かけることも多い花の種類。比較的安価で育てやすく、初心者におすすめです。そんな一年草の特徴やメリットについて紹介します。

一年草の特徴

ペチュニア
一年草のペチュニア

一年草とは簡単にいうと、1年で寿命を迎える植物のこと。種をまいてから、芽が出て花が咲き、種ができて枯れるというサイクルが1年以内に終わります。種を取っておけば、また翌年も育てることが可能です。

例えば、小学校でおなじみのアサガオは種をまいてから生長し、花を咲かせたあとに種をつけて枯れますよね。これが一年草です。ほかにもパンジーやマリーゴールド、ジニア、ペチュニアなども一年草で、園芸店や植栽でも見かけることが多くあります。

一年草には春まきと秋まきがある

パンジー
秋まき一年草のパンジー

一年草は種をまく時期にあわせて「春まき」と「秋まき」の2タイプに分類されています。まず、「春まき一年草」は4~6月くらいに種をまく種類。暑さに強くて寒さに弱いので、初夏~夏にかけて花を咲かせ、晩秋には枯れるのが特徴です。ジニアやセンニチコウ、マリーゴールドなど夏の花と呼ばれる品種が該当します。

また、「秋まき一年草」は9~10月頃に種をまく種類です。春まき一年草とは反対で、寒さに強くて暑さに弱く、秋にまいた種が冬を越し、春に開花するのが特徴です。パンジーやビオラ、ネモフィラ、デイジーなど春の花が秋まき一年草にあたります。

一年草のメリットとは

マリーゴールド
春まき一年草のマリーゴールド

一年草は種をまいてから花が咲くまでの期間が短いので、生長スピードが早くて育てる楽しさを感じやすいのが大きなメリットです。種から育てても楽しいですが、苗から栽培をスタートすると花がたくさん咲くまでの期間がさらに短くなり、初心者でも簡単に庭やベランダを華やかにすることができます。冬越しなどの特別な手入れが必要ないのもビギナーにおすすめのポイントです。

一年草の苗は比較的リーズナブルなので、気軽に揃えやすのも魅力です。また、春まき一年草が終わったら秋まき一年草に植え替えるといったように、季節で花の種類を切り替えられるため、毎シーズン異なる品種を楽しむことができます。

【多年草とは】毎年花が咲いて植えっぱなしでも楽しめる

多年草は毎年花が咲く植物。庭へ植えっぱなしできる植物を探している人にもおすすめです。そんな多年草の特徴やメリットを紹介します。

多年草の特徴

チューリップ
球根植物であるチューリップも多年草

多年草は一年草とは反対に、何年も枯れずに花を咲かせるタイプの植物です。切り花でおなじみのガーベラやマーガレットなども多年草で、土で育てれば翌年も花を咲かせます。また、チューリップやクロッカスといった球根植物、ハーブ類も多年草です。

球根植物は花が終わったあとに球根を掘り出す必要があるものと、植えっぱなしにできるものがあります。また、ハーブは虫よけにしたり料理に使ったりできるだけでなく、花を楽しめるタイプも多くあるので庭づくりにもおすすめの多年草です。

多年草は常緑多年草と宿根草に分けられる

クリスマスローズ
常緑多年草のクリスマスローズ

多年草は休眠期の状態によって2種類のタイプに分類されています。1つは「常緑多年草」といって、休眠期は葉や茎を残したまま生長をストップし、生育期になるとまた生長を始めて花を咲かせるタイプです。冬に開花するクリスマスローズも常緑多年草の1つです。

もう1つは「宿根草(しゅっこんそう)」や「宿根多年草」と呼ばれるもので、休眠期は地上部の葉や茎が枯れてしまい、根っこのみが土の中で生きているタイプです。アジサイは宿根草の1つで、冬になると地上部が枯れてしまいますが、毎年梅雨時期になると花を咲かせます。

この宿根草を育てる場合は注意が必要で、休眠期には葉や茎が枯れてしまうので、何も知らないまま育てていると誤って捨ててしまう可能性があります。そのため、栽培前には品種の特徴についてしっかり確認しておくことが大切です。

多年草のメリットとは

マーガレット
常緑多年草のマーガレット

多年草は毎年花を咲かせるので、育てている環境があえば植えっぱなしにすることができます。特に庭づくりにはおすすめで、多年草なら季節ごとの植え替えも必要なく、徐々に大きく生長していって庭をにぎやかにしてくれます。冬でも葉を残す常緑多年草をうまく取り入れると、寒い時期でも寂しくない庭にすることができますよ。

寄せ植えにするなら一年草と多年草どっちがいい?

庭やベランダで寄せ植えを楽しみたいなら、一年草と多年草のどちらにするか考えておくのがおすすめ。それぞれの特徴を理解すれば、寄せ植えをより楽しむことができます。

一年草で寄せ植えすると片付けが楽にできる

パンジー
一年草であるパンジーのみの寄せ植え

一年草だけ寄せ植えにすると、同時期に枯れてくるので片付けが楽にできます。春まき・秋まきの一年草を揃えることで、次の植え替えるタイミングが掴みやすくなりますよ。

また、一年草は開花期にたくさんのエネルギーを使うので、大ぶりの花を咲かせる品種も多くあります。そのため、にぎやかな寄せ植えを作りたいときも一年草で揃えてみるといいでしょう。

多年草と一年草を混ぜて寄せ植えにするのもおすすめ

チューリップとパンジー
多年草チューリップと一年草パンジーの寄せ植え

多年草と一年草を混ぜて寄せ植えにする方法もあります。枯れた一年草だけを取り除いて、違う種類をまた植えることで、見た目も一新されます。多年草であるハーブと、一年草の花を一緒に植えるのもいいですね。

また、多年草であるチューリップと一年草のパンジーを一緒に植えて冬越しさせる方法も人気です。チューリップの球根を植えた鉢にパンジーの苗を植えると、球根への水やり忘れの防止になり、冬の間もパンジーが咲いているので寂しい見た目になりません。そして、春になるとチューリップとパンジーが一緒に咲いてにぎやかな鉢になります。

一年草と多年草を知って楽しく寄せ植えしよう

今回は、庭やベランダでガーデニングを楽しむときに知っておきたい、一年草と多年草の違いについて紹介しました。それぞれで特徴が大きく異なるので、どんな庭にしたいか、どんな寄せ植えを作りたいかにあわせて一年草か多年草を選んでいくのがおすすめです。

植物の特徴に詳しくなれば、さらにガーデニングが楽しめるようになりますよ。ぜひこの機会に、一年草と多年草の違いを意識して植物を育ててみてくださいね。


記事:ハナ


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