
観葉植物はベランダや庭などの屋外で育てることもできます。日当たりがよくなるので、お家の中よりも生き生きと育ちますよ。ベランダで管理するには、冬越しや夏の暑さ対策に気を付けることが大切です。そこで今回は、観葉植物を屋外で管理するときの注意点やおすすめの品種を紹介します。
観葉植物はベランダや庭に出すとよく育つ!

観葉植物といえば、部屋の中で育てながらインテリアを彩るアイテムとして取り入れている人が多いのではないでしょうか。そのため、ベランダや庭などの屋外ではうまく育たないと思っているかもしれませんね。しかし、観葉植物も育て方に気を付ければ、ベランダや庭で管理することができます。
観葉植物を屋外で管理すると、室内よりも日当たりや風通しがよくなるため生育スピードがアップします。特に光がしっかり当たることで、葉色が濃くなったり、葉がたくさんついたりするので育てる楽しさを感じやすいです。春~秋は観葉植物の生育期になるので、ぐんと大きくなりますよ。
ただし、観葉植物をベランダや庭で上手に育てるには、いくつかの注意ポイントがあります。ぜひこの機会に屋外管理のコツを知って、観葉植物を元気に育てていきましょう。
ベランダで観葉植物を育てるときの注意点
ベランダや庭などの屋外で観葉植物を育てるときに気を付けておきたいポイントを紹介します。冬と夏は特に注意して管理しましょう。
観葉植物は寒さが苦手!冬越し対策をしよう

観葉植物は一年を通して温暖な熱帯や亜熱帯地域原産のものがほとんど。基本的には寒さが苦手です。冬にベランダや庭で管理していると寒さによって葉をたくさん落としたり、枯れてしまったりすることが少なくありません。そのため、冬越し対策が必要です。
まずは冬の水やり方法を知っておきましょう。冬は観葉植物にとって休眠期に当たります。生長が停滞して水をあまり必要としないため、水やり頻度を抑えて根腐れしないように気を付けることが大切です。基本的には、土が乾いて数日経ってから水を与えるようにしましょう。水やりのタイミングがわからなければ、土に少し指を入れて中が乾いているかどうか確認してみるのがおすすめです。
また、冬は空気が乾燥するので葉の水分がなくなりがち。霧吹きで葉に水をかける「葉水(はみず)」をこまめに与えて、葉の乾燥を防ぎましょう。真冬の場合は、夕方以降に葉水をすると水滴が凍ってしまう可能性があるため、毎日午前中に与えるのがおすすめです。
そして、観葉植物を屋外で冬越しさせるためには、どんな品種を選ぶかも重要です。観葉植物の中には比較的寒さに強い品種もあります。できるだけ耐寒性の高い観葉植物を選んでおくと、冬でも屋外管理がしやすいです。耐寒性があるかどうかは、購入時にパッケージの表示をチェックしたり、ネットで調べたりしておくといいでしょう。
ただし、氷点下を下回るような地域にお住まいなら、寒さに強い品種でも耐えられないことがあります。その場合は、冬の間だけ室内へ移動させておく方が安心です。また、耐寒性がない種類を育てている場合も、部屋の中で冬越しさせるようにしましょう。
夏の直射日光と水やり方法にも注意

観葉植物は寒さに弱いですが、暑さには比較的強いです。ただし、真夏の直射日光には注意が必要。直射日光が当たると葉が火傷した状態の「葉焼け」になってしまいます。また、鉢や土表面に直射日光が当たると土の中が高温多湿となり、根が茹でられたような状態となって枯れてしまうことも。
そのため、夏は日陰になる場所へ移して管理しましょう。特に昼前~夕方までの日光は葉焼けを起こしやすいので、時間ごとに変わる太陽の方角も確認しながら、置き場所を決めるのがおすすめです。
そして、風通しも意識しましょう。風通しが悪いと湿気が溜まり、虫が付いたり病気になったりする恐れがあります。風がよく通る位置に植木鉢を置くことが大切です。もしも風の通りが悪いベランダなら、棚やハンギングプランターなどを使って高い位置に植木鉢を置くことで、空気が流れやすくなります。また、高い位置に植木鉢を置くと、太陽の照り返しによる地面からの暑さも防げるのでおすすめです。
気温が高い夏は、水切れも起こしやすくなります。水やりを忘れないようにすることも大切です。ただし夏は水やりの時間に注意。朝に水やりすると気温の上昇によって土の中が蒸れ、根腐れに繋がる場合があります。そのため、涼しくなってくる夕方以降に水やりするようにしましょう。
虫よけ対策も忘れずに

屋外で植物を育てると、どうしても虫が付きやすくなります。虫が苦手な人にとって嫌なのはもちろん、植物が枯れてしまう場合もあるので対策しておきたいですね。観葉植物に虫を付けないためには、受け皿や鉢カバーに溜まった水をすぐに捨てることが大切。水が残っていると虫が湧きやすくなります。また、風通しのいい場所で管理して、湿気が溜まらないようにするのも虫対策に繋がります。そして、こまめに葉水を与えることで葉についた虫を洗い流せるため、増殖するのを抑えられます。
また、冬になると植物を室内へ取りこむという場合は特に注意。屋外に置いていたときに土の中に卵を産まれている可能性があり、室内に取りこんだあとに孵化して虫が湧くこともあります。土の中で虫が発生するのを防ぐためには、殺虫剤を土に混ぜておくと安心。室内に取りこむ3~4日前に使用するのがおすすめです。
ベランダにおすすめの観葉植物
それではここで、ベランダや庭などの屋外でも育てやすいおすすめの観葉植物を紹介します。園芸店でもよく出回っていて気軽に入手でき、初心者でも育てやすい種類を集めました。
【1】ガジュマル

ガジュマルは沖縄などで自生している、樹形がユニークな観葉植物。丈夫な性質で初心者でも育てやすい品種です。日光を好むため、屋外で育てるとどんどん葉をつけて生長していきます。春~秋の生育期に葉が茂ってきたら、枝を剪定して間引くことで新しい葉が出やすくなるでしょう。
普段から日光に当てておくと葉が強くなるため、真夏の直射日光でも葉焼けを起こしにくくなります。寒さにはあまり強くないので、気温が5℃を下回るようになったら室内に入れて管理するのがおすすめです。
置き場所:日当たりのいい場所
温度:5℃以下になったら室内へ
【2】シェフレラ(カポック)

シェフレラはカポックとも呼ばれ、丈夫な観葉植物として人気です。生育が旺盛なのですぐに大きくなり、育てる楽しさを味わいやすいですよ。1mほどの大きい株になれば、霜が降りないような比較的暖かい地域で一年を通して屋外で管理できます。鉢植えはもちろん庭の地植えにもおすすめです。
環境への適応力が高いので、日当たりに関してもあまり細かく気にする必要はありませんが、真夏の直射日光に当たると葉焼けしてしまいます。その時期は明るい日陰に移動してあげましょう。
置き場所:直射日光の当たらない明るい日陰
温度:5℃以下になったら室内へ
【3】サンスベリア

肉厚の葉が特徴のサンスベリア。空気清浄の効果があるといわれており、インテリアとしても人気の品種です。日光が好きなので屋外で管理するとぐんぐん生長し、生長スピードも比較的早いです。
そんなサンスベリアは葉に水分を貯めることができるため、乾燥に強い特徴もあります。多少水やりを忘れたくらいではすぐに枯れません。反対に、水やりしすぎると根腐れしてしまうので注意しましょう。冬は月1回程度の水やりでも大丈夫です。暑さには強いですが、寒さに弱いため真冬は室内へ移動させる方が安心です。
置き場所:春と秋は日当たりのいい場所、真夏は直射日光の当たらない日陰
温度:10℃以下になったら室内へ
【4】ペペロミア

ペペロミアは小型の観葉植物として人気の品種。草丈があまり大きくならないので、コンパクトに管理できて狭いベランダにもおすすめです。寒さには弱いので、冬は室内に入れる必要がありますが、コンパクトな植物だと移動が簡単にできて便利です。部屋の中の置き場所にも困りにくいですね。
そんなペペロミアは多肉質の葉が特徴で、葉に水分を含むため水やりは控えめで大丈夫。多少水やりを忘れてもすぐに枯れる心配はありません。夏場でも土の表面が乾いて数日経ってから水を与えるくらいの頻度にしておきましょう。また、冬は乾かし気味にし、葉水を与えて管理するようにします。
置き場所:半日陰~明るい日陰
温度:8℃以下になったら室内へ
ベランダや庭で観葉植物を元気に育てよう
今回は、ベランダや庭などの屋外で観葉植物を育てるコツについて紹介しました。観葉植物は夏と冬の管理方法に気を付ければ、屋外でも元気に育ちます。冬は部屋に入れたり、耐寒性の高い品種を選んだりして、寒さに耐えられるように工夫しましょう。また、夏の暑さや虫よけ対策もしっかりしておくと枯れる心配が少なくなります。ぜひこの機会に、ベランダや庭を観葉植物で彩ってみてくださいね。
記事: ハナ
