
庭で焚き火を眺めていると、家のすぐ横なのに、どこか遠くへ来たような気持ちになります。
パチパチと薪がはじける音、火の向こうにゆれる明かり、少し冷たい外気。
そのままでも充分心地いいけれど、そこに“ちょっとしたごちそう”があるだけで、焚き火時間はもっと豊かになります。
むずかしいレシピや特別な道具はいりません。
「庭だからこそ楽しめる」「すぐに作れる」「気分が上がる」、そんな4つの小さなごちそうをご紹介します。
体の芯まで温まる、やさしい香りのホットワイン
甘くスパイシーな香りに包まれて、冷えた体をゆっくり温めてくれる——
そんな冬の定番といえば、やっぱりホットワイン。
焚き火を囲みながら作れば、手軽なのに特別なひとときに。
【準備するもの】
・赤ワイン(フルーティ・まろやか系がおすすめ)
・直火OKのシェラカップや鍋
・レモンやオレンジのスライス(お好みで)
・ハチミツ(お好みで)
直火調理をする場合、火にかけられる器具を使うのが大前提。
最近ではアウトドア向けに見えても「直火NG」のアイテムもあるので、注意が必要です。
加熱するとワインの酸味がやわらぎ、飲み口がよりまろやかに。
「フルーティ」「やさしい口当たり」と書かれた赤ワインがぴったりです。
アルコールを飛ばしすぎないためにぐつぐつ煮込むのではなく、沸騰する前に火からおろすのがポイント。
湯気が立ち、ふわっと香りが立ったら、飲みごろです。
香りづけにスライスした柑橘を加えたり、
ハチミツをひとさじ垂らせば、やさしい甘さが広がって心までぽかぽかに。

子どもも大人もワクワクする、キャンプファイヤーコーン
キャンプの定番スイーツ「スモア」を、もっと自由に楽しめる進化系の映えデザート。
それがキャンプファイヤーコーンです。ころんとした見た目も可愛くて、ちょっと気分が上がります。
【準備するもの】
・シュガーコーン
・マシュマロ
・チョコ
・バナナ
・アルミホイル
・カラースプレーなどトッピングもあると良い

【作り方1】
マシュマロとチョコを挟むだけのスモアと違って、
コーンの中に好きなものを詰められるのが、このレシピのいちばんの楽しさ。バナナを入れたり、チョコを多めにしたり、マシュマロをぎゅうぎゅうに詰めたり。飾り付けたり。今回は余ったバナナにもマシュマロを詰めてみました。これもかわいい。

【作り方2】
具材を詰めたシュガーコーンをアルミホイルで包み、焚き火のそばへ。全部アルミホイルで包んでしまうと中身が見えなくなって焼き加減がわからないので、手巻き寿司みたいに巻き付けておくのがポイント。中のマシュマロとチョコが、いい感じにとろけるまで、火に近づけて温めます。

マシュマロがとろっとしてきたら、ちょうどいい合図。
少しこんがり焦げるところがあっても、それがまた焚火スイーツらしくておいしい。子どもも大人も思わず笑顔になる焚き火のおやつです。

あぶるだけで極上。つるしベーコンの香ばしさ

これはもう、本当にシンプル。
焚き火にベーコンをつるして、あぶるだけです。
特別な下ごしらえも、難しい手順もありません。
おいしいベーコンさえ用意しておけば、それだけで準備完了。
火にかざすと、じわじわ脂が溶け出して、
ぽたぽたと落ちる肉汁が焚火に当たって、ふわっと立ちのぼる香り。
表面がこんがりしてきたら、あとは好きな厚さにカットするだけ。
外は香ばしく、中はジューシー。余計な味付けは不要で、塩もコショウもなくてOK。
気づけば、ビールを開ける手が止まらなくなってしまう。
ゆっくり待つのも楽しい、庭の定番・焼き芋

焼き芋は、庭キャンプの定番。
キッチンでつくるのとは、やっぱりぜんぜん違います。
焚き火のそばに置いて、火の様子を見ながらじっくり待つ時間も含めて、焼き芋。
「まだかな」「そろそろかな」と火を眺めているうちに、いつの間にか会話もゆっくりになっていきます。
作り方はとてもシンプル。
さつまいもをアルミホイルで包み、その上から濡らした新聞紙でくるむのが定番ですが、新聞紙がなければキッチンペーパーでもOK。
火加減を見るために、竹串的なものが一本あると安心です。
焼き芋でいちばん難しいのは、「ちゃんと焼けているか」の見極め。
強火に当てすぎず、焚き火の端でじっくり、だいたい30〜40分。竹串がすっと通ったら、食べごろの合図です。
ホイルを開いた瞬間に立ちのぼる甘い香り。
贅沢にバターを乗せていただきます。
ほくほくの中身をひと口食べたとき、「ああ、幸せだな」と思わず声が出てしまいます。
焚き火を囲んで食べる。それが、いちばんのごちそう
正直なところ、焚き火とともに食べるごはんは、あぶっただけでも、温めただけでも、だいたいおいしい。
手の込んだレシピじゃなくていいし、失敗してもそれもまた楽しい。
(実際わたしも何度も失敗しました….)
火を見ながら待って、できたらその場でできたてほやほやを食べる。
それだけで、「やってよかったな」と思えるのが焚火ごはんです。
庭キャンプだからこそ、気負わずできるのもいいところ。
お腹が満たされて、体が温まって、気づけばただ火を眺めながら、ぼーっとしている時間が流れていきます。
特別なイベントじゃなくていい。
いつもの庭で、焚き火を囲むだけ。そんな気軽な “ごちそう時間” 、ぜひ試してみてください。
.

▼ 焚き火関連記事をチェック▼
記事: aya

