
花の苗がたくさん出回る春は、寄せ植えのベストシーズン。カラーや品種をチェックしながら、おしゃれな寄せ植えを作ってみましょう。そこで今回は、初心者向けに春の寄せ植えについてご紹介します。おしゃれに見せるコツや植え付けの手順も紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
春から夏はガーデニングの季節!寄せ植えに挑戦してみよう

厳しい寒さが落ち着いてあたたかい春がやってくると、ガーデニング意欲もわいてきますよね。園芸店の苗売場にも春~夏向けの花がたくさん並びます。そんな春のガーデニングは、ぜひ寄せ植えに挑戦してみましょう。数種類の花をピックアップして1つの鉢に植えると、ボリュームが出て庭やベランダがとても華やかに。
出回る花苗の種類が多い春だからこそ、どんな寄せ植えにしようかなと選ぶ楽しさも味わえるはずです。1つの植木鉢に複数の花を植えるだけなので、初心者でも難しくはありません。庭やベランダで春らしさを感じたい人はぜひ試してみてくださいね。
おしゃれな春の寄せ植えを作るコツ
春になるとたくさんの花苗が出回るため、寄せ植えもいろいろなバリエーションが作れます。せっかくならおしゃれな見た目に仕上げたいですよね。そんなときのポイントを紹介します。
メインの花を決める

園芸店にたくさんの花苗が売っているとあれこれ植えてみたくなるかもしれません。しかし、見た目のいい寄せ植えにするためにはメインの花を1種類に絞るのがおすすめです。花びらが大きいもの、鮮やかな色のものなど、目を引く姿の花をメインにすると組み合わせやすいです。メインの花とのコーディネートを考えて、ほかの種類も選んでいくとうまくまとまります。
また、メインの花を選ぶときはなるべく開花期間もチェックしておくといいでしょう。春の寄せ植え作りなら、夏頃まで花を咲かせる種類を選んでおくと長く楽しめます。
テーマの色を決める

色とりどりの花を組み合わせてにぎやかな寄せ植えにするのも春らしい明るい雰囲気がして素敵ですが、おしゃれな雰囲気にしたいなら色数を絞ってみましょう。赤・ピンク・紫・白など、テーマの色を決めて2~3色程度に収まるようにカラーコーディネートしてみるのがおすすめです。テーマカラーを決めて色を揃えることで、違う品種の花やカラーリーフでもまとまり感が生まれます。
花の高さを意識してレイアウトする

寄せ植えは立体感が出るように花の高低差を意識するのがコツ。背が低い花と高い花を組み合わせて植えることで、花数が増えたときにもボリュームのある鉢になります。
レイアウト方法はいくつかありますが、例えば丸いプランターに植えて壁際などに寄せて置く場合は、正面から見て手前に低い花を、奥側に高い花をレイアウトするのがおすすめです。横長のプランターに植えるなら、真ん中に背の高い花を、左右に低い花を配置して正面から見たときに三角形になるようにするといいでしょう。
また、庭の真ん中に置いてどの方向からも眺める場合、丸い鉢であれば中心部に背の高い花を、その周囲を囲むように低い花をレイアウトするとどこから見てもバランスがよくなります。
こまめな花がら摘みで見た目と元気をキープ

春~夏にかけてはどんどん開花するので、咲き終わった花(花がら)も残りやすくなります。この花がらはこまめに摘み取ることが大切。残したままにしていると、見た目が悪くなるだけでなく、種を作ろうとして栄養が取られてしまうので、次の花が咲きにくくなることがあります。こまめに摘んでおけば次々と花が咲くので、華やかな見た目が長続きします。
また、花がらが残っていると、風通しが悪くなって病虫害が発生する可能性もあります。水やりのタイミングで咲き終わった花がないかこまめにチェックしましょう。摘み取るときはやさしく引っ張ってほかの花茎が傷まないように注意してくださいね。取りにくければ無理せずに剪定ばさみを使いましょう。
同じ生育環境を好む品種同士で揃えると失敗しにくい

寄せ植えで枯らさず上手に育てるには、性質が似ている花で組み合わせるのがコツ。乾燥気味を好むもの同士、日当たりを好むもの同士、定期的な肥料が必要になるもの同士といったように、同じ生育環境を好む品種で揃えましょう。
例えば過湿を好むものと乾燥を好むものが一緒の寄せ植えになっていると、どうしてもどちらかが弱ってしまいます。組み合わせを考えるときは苗のラベルを確認したり、ネットで検索したりして育て方がどのようなタイプがチェックしておくのが失敗を防ぐコツです。
春の寄せ植えの作り方
それでは実際に寄せ植えを作っていきましょう。必要な道具や植え付けの手順を写真付きで解説します。
準備するもの

●植木鉢
●鉢底ネット
●鉢底石
●培養土
●花の苗
●土入れ(スコップ)
●割り箸
寄せ植え作りの手順
【1】植木鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を敷く

鉢底ネットを植木鉢の底穴にあわせてカットして敷き、土が流れ出てしまうのを防ぎます。その上に鉢底石を敷き詰めましょう。鉢底石を入れることで水はけがよくなり、根腐れ防止に繋がります。鉢底石は、鉢底ネットが見えなくなるくらいの量でOK。
【2】土を入れる

鉢底石の上に3分の1程度の土を入れます。このあと花苗の位置や高さを確認するので、あまりたくさん入れすぎないのがポイント。
【3】花苗を仮置きしてレイアウトチェック

苗を並べてみてレイアウトを確認します。植木鉢をどの方向から眺めるのかを考えながら、高低差を意識して配置を考えましょう。このとき苗の土表面の高さもチェック。鉢から1~2cm低い位置で揃うようにします。下の土が足りないようであれば追加しておきましょう。苗表面の高さを鉢から1~2cm下げることで、水やりしたときに溢れることなく浸み込ませることができます。
【4】ポットから苗を取り出して土の上に置く

レイアウトが決まったら苗をビニールポットから取り出して土の上に置きます。ポットを少しもんで、傾けながら底を押すと取り出しやすいです。取り出した苗が根でカチカチに固まっていたら少しほぐすのがおすすめ。やわらかい状態ならそのまま植え付けます。
【5】土を横から入れて苗を植え付ける

花苗の配置が決まったら土を少しずつ入れて植え付けていきます。花や葉の部分になるべく土がかからないように、そっと手を添えながら土を足していきましょう。土はぎゅっと押し込まず、ふんわりした状態にしておきます。
【6】割り箸を挿して隙間を埋める

苗どうしの隙間がなくなるように、割り箸をやさしく挿して空洞を埋めていきます。隙間が埋まって土が減った場合は少し足しておきましょう。
【7】たっぷり水を与えて完成

最後に鉢底から溢れるくらいたっぷり水を与えます。受け皿に水が溜まった場合は捨てるようにしましょう。日当たりや風通しのいい場所に置けば寄せ植えの完成です。
春の寄せ植えにおすすめの花
春の寄せ植えでおすすめの花をいくつか紹介します。どれも園芸店で定番の種類ばかりなので、見つけやすいはずです。
マーガレット

マーガレットはいろいろな花色がありますが、定番の白色を選べばほかの花ともあわせやすくなっておすすめ。早咲きのタイプと遅咲きのタイプがあるので、寄せ植えする時期にあわせて選ぶといいでしょう。高温多湿が苦手なので、少し乾燥気味に育てるのがコツ。
ペチュニア

ペチュニアは花びらが大きく、次々と開花するのでボリュームのある寄せ植えになります。カラーや花の形もさまざまです。どんどん花が咲くため、肥料を与えるのが大切。週に1回ほど液体肥料を与えて花が長続きするようにしましょう。また、花がらを摘み取るのも忘れずに。
ルピナス

ルピナスは上に向かって伸びるフジに似たような花茎が特徴。カラーバリエーションも豊富なので、寄せ植えのテーマカラーに沿って選べます。一般的な花と違って縦に細長く生長するので、立体感のある寄せ植えを作ることができます。根腐れしやすいので少し乾燥気味に管理するのがおすすめです。
ゼラニウム

ゼラニウムの開花期は春から12月頃までと長く、常緑多年草なので冬も葉が枯れずに残ります。丈夫で初心者でも育てやすく、虫よけ効果のある品種もあって、寄せ植えでも人気があります。高温多湿が苦手なので、梅雨の時期は水やりを控えめにして様子を見ながら育てると安心です。
オステオスペルマム

オステオスペルマムは3~6月と9~11月に開花期がある品種。日光が当たると花を開き、夜間や雨の日など暗いときは花を閉じる性質があります。色のバリエーションがさまざまで、くすみ色などニュアンスカラーも豊富なのでおしゃれな寄せ植えを作りたいときにぴったりです。
花が大きいため目を引きやすく、寄せ植えのメインに向いています。高温多湿には弱いですが、耐寒性があるため冬越しして翌年も楽しむことができます。
寄せ植えで春の花を楽しもう
今回は、春の寄せ植えについて紹介しました。彩り豊かなたくさんの花苗が出回る春は、寄せ植えをスタートさせるちょうどいいタイミング。テーマカラーやメインの花を決めて、自分好みの寄せ植えを作りましょう。花の寄せ植えがあるだけで、庭やベランダがぐっと春らしい明るい雰囲気になりますよ。
記事:ハナ
