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目隠しフェンスの種類と選び方

目隠しフェンスは、プライバシーを守り、外部からの視線を遮るために広く使用されています。家の外観に合わせてデザインが選べ、機能性と美観を兼ね備える重要なエクステリア要素です。この記事では、目隠しフェンスについての基本的な知識をご紹介します。

目隠しフェンスの目的と利点とは??

プライバシーの保護

目隠しフェンスは、道路や隣家からの視線を遮り、家の内部や庭のプライバシーを守るために非常に効果的です。住宅街や都市部では、とくにこの機能が重要です。

■境界線の間仕切り

隣接する土地との境界を明確に設けるためにフェンスで囲うことも、よくあります。独立基礎などを用いる場合は、コンクリートブロック塀をたてるよりも断然コスパよく手軽につくることができます。

■防風効果

高い目隠しフェンスは風を遮る役割も果たし、風の強い地域では庭や屋外スペースを快適に保つことができる機能もあります。

■音の軽減

音をある程度吸収したり反射させたりするため、交通や近隣の騒音を軽減する効果があります。

■美観の向上

目隠しフェンスは外観を整えるための装飾的要素にもなり、庭や家のデザインを引き立てます。とくに、建物にはお金をかけ、エクステリアにはあまりお金をかけられないケースが多いと思いますが、目隠しフェンスの設置面積が多ければ、低コストでグッと外観イメージを変えることができます。

目隠しフェンスの種類にはなにがあるの??

昨今、目隠しの用途で使われる素材は大別すると3種類です。下記に詳しく記述していきます。

■天然木製(ハードウッド・ソフトウッド)フェンス

なんといっても自然な美しさを持ち、温かみのある外観が特徴です。天然木のぬくもりや、木質感のテクスチャはthe 自然そのものです。但し、木材にも種類があり、テクスチャや耐久性は千差万別!選ぶものによって全く見た目や持ちが異なる為、素材選びは要注意です。

木材の種類を大まかに大別すると、①ハードウッド、②ソフトウッドに分かれます。下記にそれぞれの特徴をお伝えします。

ハードウッド

項目内容
主な樹種ウリン、イペ、セランガンバツ、アマゾンジャラ、など
耐久性非常に高い(20~30年屋外使用可)
密度・硬さ非常に高い(加工には特殊な刃物が必要)
耐腐朽性・耐虫性極めて高い(薬剤処理不要の場合が多い)
外観高級感あり。天然の赤褐色~濃茶色(経年で銀白色へ)
価格高価(輸入材が多く価格が変動しやすい)
メンテナンス性基本的に不要(塗装なしでもOK。ただし退色あり)

ソフトウッド

項目内容
主な樹種杉(スギ)、レッドシダー、パイン、SPF材など
耐久性中程度(3~10年程度。防腐処理で延命可)
密度・硬さ柔らかく軽量で加工しやすい
耐腐朽性・耐虫性防腐処理がないと劣る
外観ナチュラルで温かみのある見た目
価格安価(国産材や流通量が多い)
メンテナンス性定期的な塗装や防腐処理が必要

ソフトウッドはホームセンターでよく売られており、加工性に優れ軽く、安価でDIY向きの素材です。但し、耐久性は良くなくメンテナンスしないと長持ちはしません。逆にハードウッドは価格は高めで加工も手間はかかり(硬いので)、重たいですが見た目は格別にかっこいいし、長持ちします!1年くらい経過すると白銀化し、そのテクスチャも経年美化としてのかっこよさがあります。

■金属製(アルミ)フェンス

金属製、特に素材でいうとアルミ製が現在は圧倒的に人気でエクステリア・外構業界では9割がこれといっても過言ではありません。

アルミ素材は軽量で腐食に強く、耐久性があり、ローメンテナンスで加工性にも優れている為です。また、以前は味気のない金属色がメインでしたが、昨今は木目調をラッピングした木彫フェンスが人気となっております。但し、アルミの木目調フェンスは価格が非常に高いものが多く、材料代がネックとなります。(その代わり施工代は軽量さと工場ユニット品で施工性が良いので木材系よりかは安くなります)

また、工場でユニットとして作られているので、高さや隙間のデザインが限られており、現場合わせでの自由なデザインには向いておりません。

■樹脂製(人工木)フェンス

樹脂製フェンスは、木材の風合いを保ちながら高耐久・低メンテナンスを実現した近年人気のフェンスです。住宅外構や園芸用途などで近年需要が高まっており、メリットデメリット含め、天然木製フェンスとアルミ製フェンスのちょうど中間くらい、ハイブリッド的な位置にいます。

テクスチャや木目感はメーカーによって大きく異なり、現在の主流は木粉+樹脂のものか、発砲樹脂でつくられたものかに大別されます。価格も天然木のソフトウッドよりかは安くないけど、ラッピングのアルミ製よりかは格段に安く、耐久性もそこそこあり、見た目もまあいい感じになる、というのが多く選ばれている理由となります。

まとめ(天然木 vs 樹脂製 vs アルミ製)

まとめると、素材ごとにメリット・デメリットがあり、一概にどれが最も優れているという訳ではないということが分かります。それぞれの項目について、一覧にして比較しましたので、「天然木」「アルミ(金属)製」「樹脂製」の3素材についてまとめてみました。

用途・条件天然木樹脂製(人工木)アルミ製
コストパフォーマンス◎(ソフトウッドなら安価)
△(ハードウッドなら中~高)
○(コスト中程度)×(高価)
木質感◎(ハードウッドなら最高)○(木調感はメーカーによる)○(高級感あるが金属感有)
デザインの自由度◎(現場合わせで何でも可)◎(現場合わせで何でも可)△(規格品の為、制約多し)
施工性◎(ソフトウッドなら簡単)
△(ハードウッドなら大変かも)
○(ソフトウッドみたく施工可)○(軽量で扱いやすい)
腐食・耐久性×(ソフトウッドなら最弱)
○(ハードウッドなら高耐久)
◎(腐らず湿気に強い)◎(サビに非常に強い)
色落ち×(ソフトウッドなら塗装マスト)
△(ハードウッドなら白銀化)
○(若干薄くなるがほぼまし)◎(ない、但しめくれること有)
環境性△(自然素材だが伐採懸念)◎(再生原材料が多い)○(リサイクル性高い)
カラーバリエーション×(なし、塗装すれば可能)◎(メーカーによるが豊富)○(アースカラーが多い)

上記の表から、なによりもコスパを求める方はソフトウッドの天然木がおすすめかなと思います。
また、高くなってもいいものを長く使いたいという方でよりナチュラルさを重要視する方は、ハードウッドの天然木、よりスタイリッシュでクールなイメージにしたい方はアルミ製がおすすめです。
そして、両方とも大事にしたいバランス重視の方は樹脂製の人工木フェンスがおすすめという結論になりました。
以上、目隠しフェンス選びのご参考になりましたら幸いです。


記事: hiro


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