
庭木を地植えすると、どんどん大きくなって手入れが大変になることがあります。そこでおすすめしたいのが、庭木を鉢植えにする方法です。植木鉢に木を植えるとコンパクトに育てられたり、場所を移動させられたりといろいろな利点があります。そこで今回は、庭木を鉢植え管理にするメリットや、おしゃれに見せる方法について紹介します。
庭木を鉢植えにするメリット
庭木といえば地植えのイメージが大きいですが、実は鉢植えで育てることもできます。鉢植えだと地植えよりも管理がしやすくなるので、忙しくて庭の手入れがなかなかできないという人にもおすすめです。そこで、庭木を鉢植えにするメリットについて紹介していきます。
大きさをコントロールしやすくて剪定も楽になる

庭木を地植えにするとどんどん根を伸ばして大きく生長します。3m以上の高さになることも多く、ボリュームがあって自然豊かな庭や玄関にはなりますが剪定作業が大変。脚立に登ったり、業者に依頼したりしなければいけません。
一方、鉢植えで庭木を育てると根を広げるスペースが限られるため、大きくなりすぎることがありません。そのため、剪定が楽になるように小さめの植木鉢でコンパクトに育てることができます。また、今よりももう少しボリュームが欲しいなと思ったら、大きめの鉢に植え替えればさらに生長させることも可能です。このように、鉢植え管理なら庭木の大きさをコントロールすることができます。
置き場所を変えられる

鉢植えは持ち運べるのも大きなメリット。庭に置いていた鉢を玄関前に移動させるなど、必要に応じて動かすことができるのは、地植えとの大きな違いですね。例えば季節ごとに日当たりのいい場所へ動かしたり、夏の直射日光を避けたり、寒さに弱い木を冬だけ室内管理にしたりといったこともできます。
また、玄関ポーチの上やウッドデッキなど土のない場所に置くことも可能。インテリアの模様替えのように、鉢の置き場所を変えて庭や玄関の雰囲気をアレンジする楽しさも味わえるでしょう。
庭木ごとにあわせた管理ができる

植物は品種ごとに適した管理方法にすることでうまく育ちます。日当たりのいい場所、半日陰、風通しのいい場所など好む環境もさまざま。また、水もちのいい土、水はけのいい土、肥料もちのいい土など、土づくりも植物ごとに整えてあげることが大切です。
そんなとき、鉢植えなら個々の植物にあわせて管理できます。地植えであまりうまく育たない場合でも、鉢植えにして適切な土と置き場所で管理すれば元気に育つかもしれません。いろいろな種類の庭木を失敗することなく育てたいなら、鉢植え管理の方が安心です。
マンションなどのベランダでも育てられる

庭のないマンションなどの住まいでも樹木を育てたいですよね。鉢植えならベランダのような土のない場所でも育てることができます。室内に入れてインテリアにすることもできます。ベランダでも日当たりや風通しが確保できれば庭木を生長させることは難しくありません。
また、植木鉢のサイズにあわせて庭木の大きさもコントロールできるので、狭いベランダでコンパクトに育てることも可能です。鉢植えの庭木なら、庭がないからといって諦める必要がないことも大きなメリットではないでしょうか。
鉢植えの庭木をおしゃれに見せるには?
庭木を鉢植え管理にすると、地植えとは違った見せ方ができます。おしゃれな雰囲気の庭や玄関にすることもできますよ。そんなときのコツを紹介します。
常緑樹を選べば冬でも寂しくならず目隠しにも

樹木は大きく分けて「常緑樹」と「落葉樹」があります。常緑樹は1年を通して葉をつける樹木で、葉のない枯れ木姿になることがありません。一気に葉を落とすことがないため、落ち葉掃除の手間が少ないメリットもあります。
一方の落葉樹は、冬になると葉が落ちて枯れ木姿になる樹木のことです。春夏は青々とした葉を茂らせ、秋には紅葉、冬は落葉と季節ごとの姿を楽しめます。
冬でも寂しくない庭木がいいなら常緑樹を選びましょう。全く葉を落とさないというわけではありませんが、冬でも緑の葉をつけているので目隠しにも役立ちます。玄関扉の前や道路際の窓の外など、外からの視線が気になる場所に鉢を持っていくことで室内が見えにくくなります。
おしゃれな雰囲気の庭木を選ぼう!おすすめ品種も紹介
鉢植えで育てられる庭木はさまざまな種類がありますが、特に見た目がスタイリッシュなものを選べば、おしゃれな雰囲気に仕上げられます。家の顔にもなるシンボルツリーとしてもおすすめです。ここで、鉢植えにおすすめのおしゃれな樹木を紹介しましょう。
オリーブ

細長い葉の形とくすんだ緑がおしゃれなオリーブ。鉢植えの庭木としても人気です。樹高もあまり大きくならないので、ベランダなどでコンパクトに育てたいときにもおすすめ。
シマトネリコ

細身の幹や枝がおしゃれな印象のシマトネリコ。常緑樹なので目隠しにもなり、シンボルツリーとしても人気のある品種です。枝が自然と扇型の樹形になりスタイリッシュな見た目を保ちやすいです。
ドウダンツツジ

春には小さなつぼ型の花が垂れさがるように咲くドウダンツツジ。丈夫で育てやすいので鉢植え管理でも人気があります。剪定した枝を花瓶に生けて室内に飾るのもおすすめです。
ユーカリ

ユーカリは葉の形やくすんだ色合いがおしゃれな常緑樹。品種が多く、葉の形状もさまざまです。ハーブなのでスーッとした清涼感のある香りも楽しめ、枝をカットしてスワッグにするなどのアレンジもおすすめ。
キンモクセイ

秋になるとオレンジの小花がたくさん咲き、甘い香りを放つキンモクセイ。香りで季節を感じられる庭木です。常緑樹なので目隠しにもでき、剪定で樹形をアレンジして楽しむこともできます。
ハナミズキ

桜が終わるころに大きな花をたくさん咲かせるハナミズキ。花の色は白やピンク、紅色などがあるので、鉢の置き場所の雰囲気にあわせて選ぶのがおすすめです。成長がゆっくりで鉢植えでも育てやすいでしょう。
植木鉢とのコーディネートを考える

庭木を鉢植えにすると、植木鉢のデザインとのコーディネートを楽しめるのも大きなポイントです。四角いコンクリート製の鉢にユーカリを植えてモダンに、素焼きの鉢にオリーブを植えて南欧風にといったように、庭やお家のスタイルにあわせることができます。
また、鉢カバーを使ったり植え替え時に違うデザインを用意したりすることで、ガラリと見た目の雰囲気をアレンジできるのも、鉢植えならではの利点です。
レイズドベッドで植木鉢を目隠しすれば簡単に見映えアップ

植木鉢のデザインにこだわるとおしゃれな見た目に仕上げられますが、大きな植木鉢だと種類が限られがち。また、持ち運びやすいように軽量なプラスチック製を選ぶと、無難な見た目になってしまうこともあります。鉢カバーで見た目をアレンジすることもできますが、庭木用の大きくて重たい植木鉢に鉢カバーをつけるのはなかなか大変です。
そんなときにおすすめなのが、レイズドベッドを鉢カバーにする方法です。レイズドベッドは植物の周りを囲むようにして設置する花壇のことですが、植木鉢の目隠しに使うこともできます。プランターや鉢カバーと違って底がないため、庭木の植木鉢の周りを囲むようにして設置します。

板を組み立てていくだけなので、重たい植木鉢を持ち上げる必要もありません。小さめの鉢をいくつか集めて1つのレイズドベッドで囲むこともできますよ。リアルな木目柄で庭や玄関まわりをセンス良く見せられます。
庭木をおしゃれで簡単に育てたいなら鉢植えにしてみよう
今回は、庭木を鉢植えにするメリットについて紹介しました。庭木といえば地植えのイメージが一般的ですが、鉢植えで育てられる品種もたくさんあります。鉢植えにすることでコンパクトに育てられるので剪定の手間が少なくなったり、季節ごとに適切な場所へ移動させたりできるのも大きなメリット。また、鉢のデザインと庭木のコーディネートを考え、おしゃれに見せることも可能です。庭木の管理を簡単にしたい、おしゃれに見せたいという人は、ぜひ鉢植えでの栽培を検討してみてはいかがでしょうか。
記事:ハナ



