庭でできること

ハーブの虫除け効果とは?おすすめ品種と使い方、育てるコツを紹介

虫除け効果のあるハーブ

ハーブは香り成分を含んでいるため虫除け効果があるといわれています。気温が上がってくると蚊やゴキブリ、ハエなどの害虫が増えてきて困りますよね。ガーデニングで庭やベランダに出ることが多い人は特に気になるかもしれません。
そんなときにハーブを取り入れると虫が近づきにくい環境を作ることができます。そこで今回は、ハーブの虫除け効果や育て方のコツ、おすすめ品種について紹介します。

ハーブは本当に虫除け効果があるの?

ハーブのプランター

ハーブにはそれぞれ香りの成分が含まれていて、この中には虫が嫌がるものも多くあります。例えば、ゼラニウムに含まれるシトロネラール、レモングラスに含まれるシトラール、ミントに含まれるメントール、ローズマリーに含まれるカンファ―などは特に虫が嫌がる成分といわれています。これらの成分を持つハーブを育てたり、ドライハーブにして飾ったりすることで虫除け効果が期待できます。

ただし、この虫除け効果とはあくまでも虫を忌避することであって、殺虫効果はありません。市販の薬剤のように強力に撃退できるというわけではなく、虫が寄り付きにくくなるという意味合いです。虫が近づきにくくなることで室内へ入り込むのを防止するのには役立つでしょう。ハーブならではの作用を理解しながら、うまく取り入れることが大切です。

虫除けになるハーブの使い方とは?

ハーブは栽培中や乾燥させたあとなどいろいろな状態で活用できるのも大きな特徴です。虫除けとしてどのような使い方ができるか紹介していきましょう。

庭やベランダの出入り口付近で育てる

窓辺のゼラニウム

ハーブをプランターで栽培すれば、いろいろな場所に置くことができます。特に窓や玄関の前にハーブのプランターがあると、その周辺に虫が寄り付きにくくなる効果が期待でき、室内への侵入を防ぐのに役立ちます。特に蚊やゴキブリなどが室内に入るのを防ぎたいと考えている人におすすめです。

また、風通しのいい場所に置くとハーブの香りが広がりやすくなります。ハーブの近くを通ったときに葉を軽く揺らしておくことでも、香り成分を広げて虫を近づけにくくするのに役立ちます。

葉を揉んだりこすりつけたりする

ハーブを手に持つ

ハーブを育てていると生の葉を使った虫除け効果も期待できます。ハーブの葉を指で揉むことで香り成分が付着するので、そのまま肌や服にこすりつけると虫が嫌がる香りが広がって近寄りにくくなります。蚊の多い時期に庭やベランダに出るときには試してみてはいかがでしょうか。

ただし、人によってはハーブの成分を直接肌につけることでトラブルになる可能性もあるので注意してください。洗濯物を干すときなど、なるべく短時間での使用に済ませると安心です。

ドライハーブを作って飾る

ハーブで作ったスワッグ

ハーブは乾燥させても香りが広がるので、ドライハーブにして飾るのもおすすめ。庭やベランダで育てているハーブを摘んだら、風通しのいい日陰で逆さに吊るして乾燥させるだけなので簡単に作れます。
たくさんのハーブを束ねてスワッグにするとおしゃれな見た目になるので、虫除けだけでなくインテリアとしても楽しめます。玄関ドアや窓の近くなど虫に近寄ってほしくない場所に飾っておくのがおすすめです。

ハーブ栽培で虫除けしよう!育て方のコツは?

ハーブをうまく育てるにはいくつかのコツが必要です。上手に大きく育てることで虫が嫌がる香り成分も広がりやすくなり虫除け効果が高まります。

苗からスタートするのがおすすめ

ハーブの苗

ハーブは種から育てると時間がかかってしまい、発芽しなかったり大きくならなかったりと失敗することも少なくありません。そのため、苗からスタートするのがおすすめです。園芸店では多様な種類のハーブの苗が売られているので、ぜひチェックしてみてください。

その際には、元気な苗を選ぶようにしましょう。株元がぐらぐらしていないか、下葉が枯れたり虫が付着したりしていないかチェックしておくことで、大きく育てやすくなります。

品種にあわせた土選びを。寄せ植えするなら似たもの同士で

ハーブの寄せ植え

ハーブと一言でいってもその種類は実に豊富で、原産地もさまざま。そのため、ハーブそれぞれが好む生育環境も異なります。上手に育てるためには、ハーブの原産地にあわせた環境にしてあげるのが基本です。例えば地中海原産のハーブなら水はけのいい乾燥気味の土を好みます。また熱帯地域原産なら乾燥が苦手なので、水持ちのいい土が適しています。

それぞれの特徴にあわせた土選びをすることでハーブを元気に育てられます。また、ハーブは寄せ植えにするのも人気ですが、その際には似た生育環境の品種同士で揃えることで失敗が少なくなります。庭の場合は地植えではなくプランター栽培にすると、それぞれで土を変えられるので元気に生長しやすくなりますよ。

摘芯をして大きく育てよう

ハーブの摘芯をする

ハーブは大きく育てる方が香りも広がりやすくなり、虫除け効果がより期待できます。そのためには、摘芯をすることが大切です。摘芯とは枝の先端をカットすること。先端を摘み取ると左右に脇芽が出てくるので、枝葉が広がっていきます。
摘芯を繰り返すことで、どんどん左右に芽が出て大きく広がりながら育ちます。ハーブの苗を植えて高さが20~30cmくらいになったらこまめに摘芯を管理していきましょう。

イメージ:【初心者向けハーブの育て方】寄せ植えのコツやおしゃれな見せ方も紹介

【初心者向けハーブの育て方】寄せ植えのコツやおしゃれな見せ方も紹介

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虫除けに役立つおすすめハーブ

それではここで、虫除け効果が期待できるおすすめのハーブを紹介します。それぞれにどんな成分を含んでいるのかもあわせて解説します。

レモンユーカリ

レモンユーカリ

レモンユーカリは甘いレモンのような香りのするハーブで、蚊が嫌がるシトロネラールという香り成分を含んでいます。シトロネラールを含む代表的なハーブには、シトロネラというものがありますが、レモンユーカリの方がその含有量が数倍多いのが特徴。高い虫除け効果が期待できることでも知られています。

レモングラス

レモングラス

レモングラスもレモンのような爽やかな香りのするハーブ。こちらにはシトラールという成分が含まれていて蚊をはじめゴキブリやダニが嫌がる香りです。虫除けだけでなく、ハーブティーやアジア料理にも使えるためいろいろと万能なハーブです。

ゼラニウム

ゼラニウム

ゼラニウムにはシトロネラールが含まれていて、蚊やハエ除けに使われることの多いハーブです。ヨーロッパの窓辺にたくさん植えられていることも多く、これは虫除け対策なのだそう。鮮やかな花が咲いて見た目でも楽しめるので、窓や玄関まわりをおしゃれに虫除けしたいという人におすすめです。

ラベンダー

ラベンダー

ラベンダーにはリナロールという成分があり、蚊やハエ、蛾が嫌がる香りといわれています。この香りは人間にとってはリラックス効果があるといわれているので、一石二鳥のハーブともいえますね。紫の花はベランダや庭を爽やかな雰囲気に見せてくれます。摘み取ったラベンダーをスワッグやドライハーブにして飾るのもおすすめです。

ローズマリー

ローズマリー

お肉料理の臭み消しとして使われることが多いローズマリーにはカンファ―という成分が含まれています。これは日本で防虫剤としてなじみ深い樟脳(しょうのう)のことなので、ダニやノミ、蚊を寄せ付けにくくするのに役立ちます。摘芯して枝が分岐していくように育てることで大きくなっていきます。

蚊連草

蚊連草

蚊連草(かれんそう)はローズゼラニウムとシトロネラを交配させた品種。シトロネラールの成分を多く含んでいて、その名の通り蚊を避けるのに役立ちます。センテッドゼラニウムという名前で出回っていることもあります。新芽に香り成分が含まれるので、常に新芽が出るようにこまめに剪定するのがおすすめです。

ハーブを育ててナチュラルに虫除けしてみよう

今回は、ハーブの虫除け効果について紹介しました。ハーブに含まれる香り成分には虫が嫌がる種類も多く、蚊やハエなどを寄せ付けにくくするのに役立ちます。葉を揉んだりこすりつけたりすると、香りを楽しめつつも虫除け効果が期待できます。

そんなハーブを育てるときは、品種にあわせた土を選んでこまめに摘芯することが大切。大きく生長すれば虫の嫌がる香り成分も広がりやすくなります。ぜひこの機会に虫が近寄りにくくなる成分を含んだハーブを取り入れてみてはいかがでしょうか。


記事:ハナ


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